あきる野市議選 市長は失職へ
あきる野市議会で不信任決議を受けた村木英幸市長が議会を解散したことで行われた市議選(定数21、立候補24)が24日、投開票され、日本共産党の田端あずみ(47)、松本由紀子(70)、関口江利子(56)の前職3氏が全員当選し、現有議席を確保しました。投票率は46.07%(前回50.01%)。
市議選は介護老人福祉施設の誘致を巡って、村木市長が条例を無視した形で強引に進めようとしたことで、議会が不信任決議を21人中20人の賛成で可決。これを受けて村木市長が議会を解散。結果は、不信任に賛成した共産党3氏を含め前職19人と新人2氏が当選。新議員は28日の議会で改めて不信任決議案を提出し、過半数の賛成で可決される見通し。そうなれば村木市長は失職し、50日以内に市長選が行われます。
日本共産党の3氏は市議選で「市民に冷たい自公政治への後戻りをさせず、命と暮らしを守る政治を前に進める」として、公共交通の充実、学校給食費や下水道料の値下げなどの公約を訴えました。同党あきる野市委員会は「掲げた公約実現に全力を尽くす」との声明を発表しました。
〈東京民報2022年7月31日号より〉