コロナ禍 頑張りに見合う賃上げを ケア労働者が春闘行動〈2023年4月23日号〉

ケア労働者の賃金アップを求めた記者会見=12日、千代田区

 「ケア労働者の頑張りにこたえる賃上げを」―日本医労連関東甲信越地方協議会(医労連関東甲信越ブロック)は12日、ケア労働者の大幅賃上げを求める統一行動に取り組みました。

 23年春闘の第二次統一行動日としての位置づけで、午前中に新橋駅前で宣伝後、厚労省前で集会を開きました。午後は銀座方面へデモ行進を行い、大幅賃上げ・大幅増員を訴えました。

 デモと同時間に行われた厚労省への要請行動後の記者会見で嘉瀬秀治議長は、コロナ医療と通常医療を行ってきた疲労と負担から、大量退職や精神疾患による休職が相次いでいる現場の実態を報告。「5類への移行を機に現場と距離を置きたい」と職場を去る仲間も相次いでいます。

 コロナ患者受入医療機関に支払われていた政府の補助金も段階的に減らされ、病院の経営状況が厳しくなっていることを交渉からひしひし感じると語りました。

 10日現在の回答状況は、定期昇給込みで平均1.98%の賃上げに留まり、コロナ禍の頑張りにこたえるものになっていません。

 政府が昨年10月からケア労働者の賃上げ事業を行っていますが、効果は限定的です。診療報酬上の要件を満たす難しさや、負担の転嫁先が患者であることに加え、すべての労働者が対象とならないことで職場に不平等感・不団結が生まれるとの理由から、実施を見送る事業所があったためです。

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