尊厳踏みにじる雇い止め スクールカウンセラー 10人が都を提訴〈2024年10月20日号〉

 東京都内の全公立小中高校に配置されているスクールカウンセラー(SC)の任用をめぐり、都が「上限4回」と定める更新規定に達したことを理由に雇い止めとしたのは不当だとして、元SCら10人が9日、職員としての地位確認と、この間支払われるべき1年半分の給与など総額約7876万円の支払いを都に求める訴えを東京地裁に起こしました。同日、東京公務公共一般労働組合の分会、心理職ユニオンが記者会見を厚生労働省(千代田区)で開き、明らかにしました。

会見で話す原告ら=2024年10月9日、千代田区

良い教育は安定雇用でこそ

 都教育委員会によると、24年度採用では、「上限4回」を超えた人の応募は1096人で、そのうち250人(22.8%)が不合格、または欠員などが出た際には採用される「補充任用」になり、今年3月末での雇い止めを通告。多くのSCが職を失いました。「補充任用」となった一部のSCは、心理職ユニオンのたたかいや議会での追及で職場復帰できましたが、勤務する学校数を減らされるなどの不利益を受けています。

民間なら許されぬ

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