【国会議員コラム】山添拓*未来を拓く 2026年、平和を決して譲らない 〈2026年1月11日号〉

 新年を迎え、元旦は高尾山で恒例の新春宣伝。ケーブルカー乗り場前は陽が差すのが遅く冷えますが、例年に比べて少し穏やか。通りがかる初詣客から手を振っての声援もあり、それぞれ決意を語りました。平和への意気込みを語る弁士が多かったのは高市政権の下で広がる懸念ゆえ。

 それからわずか2日、耳を疑うニュースに驚かされました。

中野駅前での宣伝で=5日、中野区

 アメリカ、トランプ政権がベネズエラを攻撃。大統領夫妻を誘拐し米国で裁判にかけるといい、今後は米国がベネズエラを「運営」するとも。麻薬の密輸や国内の強権姿勢を理由に挙げます。日本共産党はマドゥーロ政権の強権政治への懸念を直接伝えてきました。しかし、どんな理由を並べても武力行使や主権侵害は容認されません。明らかな侵略であり、国連憲章と国際法に違反します。

 軍事攻撃から丸一日以上経って高市首相がSNSに投稿した文章は、「ベネズエラでの事案を受け…」という書き出し。米国を批判する言葉はなく、外務省の投稿にはあった「国際法」すら出てきません。ロシアや中国を非難する際あれほど強調する「力による現状変更」の極めてわかりやすい実例にもかかわらず、アメリカにはまるでひれ伏すように口をつぐみます。

 仕事始めの5日、中野駅前で区議団のみなさんと街頭演説。現地に向かう電車内で声をかけられました。「必ずしも共産党支持ではないが、ベネズエラの問題をXでいち早く正面から批判していたのが共産党だった。そういう党は必要だと思う」と学生さん。筋を通し、平和を決して譲らない。まっすぐ進み、広げたい。

(弁護士・日本共産党参院議員)

東京民報2026年1月11日号より

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