患者苦しめる負担増許すな 保団連が国会内決起集会〈2026年3月1日号〉

 高市政権による医療分野のさまざまな患者負担増を阻止しようと、医師や歯科医師でつくる全国保険医団体連合会(保団連)が2月19日、国会内で社会保障充実を求める決起集会を開きました。その後、高額療養費制度改悪の撤回を求めるオンライン署名25万人超分を政府に提出しました。

 森元主税副会長は主催者あいさつで、総選挙で巨大与党が生まれたもと、高額療養費制度の見直しやOTC類似薬の追加負担、高齢者窓口負担引上げなどの患者負担増がねらわれているとして、「命の問題として、患者とともに、粘り強く運動を続けていく」と決意を表明しました。

数合わせの改革案

 保団連とともに制度改悪に反対する運動に取り組んできた患者や患者団体、家族らが、メッセージを寄せました。

当事者の実態を訴える水戸部さん=2月19日、千代田区

 がんの当事者のサロンを運営する水戸部ゆう子さんは、自身も高額療養費制度を利用して闘病してきたとして、「放射線治療など多くの費用がかかる。厚労省の、がん対策推進基本計画は『誰一人取り残さない』を目標に掲げているが、言葉だけなのか」と批判。「自分のように、子育てしながら病気とたたかう患者の子どもが、進学をあきらめなくてはならない事態も生みかねない。患者を苦しめる高額療養費の見直しは、白紙に戻してほしい」と訴えました。

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