「安心して歯科治療を受けられるように」─医師と患者の声を政治に届けよう。全国保険医団体連合会(全国保団連)は6日、参議院議員会館内で「保険でより良い歯科医療を求める請願署名」に取り組む決起集会を行いました。
全国から330人の医師、歯科医師などの医療職の他、患者らが集まりました。立憲、国民民主、自民などの国会議員があいさつし、日本共産党は清水ただし衆院議員と小池晃書記局長(参議院比例予定候補)が参加者を激励しました。
小池氏は「口腔の健康がしっかり支えられれば医療費総額を抑えることが可能だ。歯科医療を支える抜本的な診療報酬の引き上げ、新たな技術を盛り込む改定が必要。経済的理由で診療を控えた人が多く、窓口での患者負担は受診抑制につながっている。負担軽減軽は待ったなし」と発言。「野党が力ひとつに、参院選に臨み医療の分野でも新しい波を国政から送りたい」と決意を述べました。
集会では歯科技工士の雨松真希人氏(保険で良い歯科医療を全国連絡会会長)が、技工士の処遇改善などについて基調報告。
フロア発言では東京保健生協常務理事の香取三恵子氏(69)が「健康保険で命を守ることが重要。歯科診療というと痛い、(通院期間が)長い、(自己負担金額が)高いというイメージが横行している。相談が多い歯科の無料低額診療の実施医療機関は少ないので改善が必要」と訴えました。
集会後、参加者は国会議員に陳情しました。
(東京民報2019年6月16日号に掲載)