〈一分 2021年6月20日号〉「やぎさん答弁」―法政大の上西充子教授の発信がきっかけで…

 「やぎさん答弁」―法政大の上西充子教授の発信がきっかけで、野党の質問にかみ合わない答えを繰り返す菅首相の答弁が、こう名付けられました▼由来となったのは「しろやぎさんからおてがみついた くろやぎさんたらよまずにたべた…」という、まどみちおさんの童謡。相手の質問を食べてしまい、まったく違う答えではぐらかす、そんな菅政権の答弁姿勢を批判しています▼9日におよそ2年ぶりに開かれた党首討論でも、「やぎさん答弁」が数々、ありました。立憲民主党の枝野氏が、五輪が国民の命を脅かすのでは、と質問したのに対し、首相は「57年前の東京五輪の時、私は高校生だった」として、前回の東京五輪の思い出を、とうとうと披露。7分近くにわたって、質問にかみ合わない、五輪の意義を語り続けました。共産党の志位委員長が、命のリスクを生んでまで、五輪を開催する理由は何かと質問したのに対しても、「命を守るのは私の責務」と、答えにならない答えを繰り返しました▼「やぎさん答弁」から見えてくるのは、国民生活の困難、そこから生じる野党の当然の疑問にも、向き合おうとしない政権の姿勢です。都議選は、総選挙で国民の命を守る新しい政権を誕生させるうえでも、重要なたたかいです。

    東京民報2021年6月20日より

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