【書評】歴史の上に託された希望 『てぶくろ ウクライナ民話』 エウゲーニー・M・ラチョフ 絵 うちだりさこ 訳

 「おじいさんが もりをあるいていきました。こいぬが あとからついていきました。おじいさんはあるいているうちに、 てぶくろを かたほうおとして、そのままいってしまいました」

 絵本『てぶくろ』はウクライナの民話です。そのてぶくろに、ねずみがかけてきて、てぶくろにもぐりこんでいいます。「ここでくらすことにするわ」そして、次々に動物たちがやってきます。

福音館書店 2017年
1100円(税込)
エウゲーニー・M・ラチョフ 1906年生まれ。バラビンスカヤ草原の大自然で育つ。主な作品に『マーシャとくま』、『麦の穂』など。1997年没。

 「だれ?てぶくろにすんでいるのは?」

 「くいしんぼうねずみよ。あなたは?」「ぴょんぴょんがえるよ。わたしもいれて」「どうぞ」

 こんな言葉をくりかえしながら、はやあしうさぎやおしゃれぎつね、はいいろおおかみ、きばもちいのしし、最後は「のっそりぐまだ わたしもいれてくれ」と熊までもがやってきます。「とんでもない まんいんです」「いやどうしてもはいるよ」「しかたがない でもほんのはじっこにしてくださいよ」と受け入れます。

関連記事

最近の記事

  1.  「笑顔でいれば必ずお友達もいっぱいできるし、みんなに好かれるのよ、どんなときでも笑顔でいるのよ」…
  2.  発生から2年を迎えた能登半島地震(2024年1月1日)をめぐって、新宿区のけんせつプラザ東京で1…
  3.  「バス労働者をはじめとする過労死問題」と題して11日、尾林芳匡弁護士がバス労働者らを前に講演しま…
  4.  江戸川、港両区は70歳以上の都民が都営交通や都内の民営バスを利用できる「東京都シルバーパス」のう…
  5.  杉並区の岸本聡子区長は12日開会の区議会本会議で、区民の信託を受け、「引き続き区民、区議会の理解…

インスタグラム開設しました!

 

東京民報のインスタグラムを開設しました。
ぜひ、フォローをお願いします!

@tokyominpo

2023年4月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  
ページ上部へ戻る