衆院議員リレーレポート*笠井亮 G7で恥ずべき異次元〈2023年5月14日号〉

 G7広島サミット前に、日本の役割を痛感した経験が続きました。

 一つは、東京レインボープライド2023で渋谷の街を歩いた時です。性的少数者が自分らしく生きられる社会を求めた1万人のパレードは多様性そのもの。何とG7やEUの駐日大使と同じ梯団(ていだん)で、話がはずみました。LGBTQの人権を守る法整備を促す書簡を岸田文雄首相に送り、話題となった大使たち。主催国の資格が問われ、国民の7割の賛成でも動かない岸田政権の「異次元の遅れ」へのいら立ちです。英国大使は「わが国では2014年に同性婚が法制化され、昨年、娘も認められた」と語り、米国大使は、「日本共産党衆議院議員」との私の自己紹介に「ワンダフル」と応じます。ある大使は、「札幌でのG7気候・エネルギー・環境相会合の西村康稔大臣の発言はひどかった」と本音を語り、「恥ずべき石炭火力は廃止を」と意気投合しました。

東京レインボープライドで=4月23日

 もう一つは、「核兵器廃絶に向けたG7国会議員フォーラム」(ICAN主催)。イタリアのボルドリーニ元国会議長は、昨年6月ウィーンでの核兵器禁止条約第1回締約国会議以来の再会で、NPT再検討会議の到達を踏まえた志位和夫委員長の道理ある提起を「エクセレント」と称賛。「帰国したら首相に、被爆者の話を聞き、締約国会議にオブザーバー参加を直言する」とのべ、議員同士の奮闘を誓い合いました。

 人権侵害と差別を放置し、核兵器禁止条約に背を向け、内外から見放される岸田政権。もう代えるときです。

(日本共産党衆院議員)

東京民報2023年5月14日号より

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