2023統一地方選共産党予定候補*挑戦への思い 命に寄りそい守る政治に 看護師の現場に40年 渋谷区 海崎はるよさん〈2023年1月22日号〉
- 2023/1/23
- 統一地方選2023
「患者さんお一人お一人を大切にして、全力で向き合ってきました」。看護師時代をこう振り返るのは、今春の渋谷区議選(定数34)で勇退するトマ孝二区議の後継者として立候補を予定する、海崎はるよさん(65)です。日本共産党は、現有4議席から5議席を目指します。
日赤医療センター(渋谷区)での30年を含めて40年間、看護師として働いてきました。「いろんな患者さんに接して社会の縮図をみているようでした。つらかったことも多くありました。日赤の30年。看護師をやってよかった。医療や人間をいろんな視点で見ることができました」
病棟で働いているときのことです。悪性リンパ腫の治療で髪の毛が抜けたりしている女性の患者に「一緒に頑張ろう」と背中を押し、精一杯接しました。
女性は治療を終了して退院。年賀状のやりとりで「命があることが嬉しい」との言葉に、また1年頑張っているんだと励まされました。
再入院したとの連絡があり、海崎さんは毎日絵葉書を送りました。
見舞いにいくと、枕元に自分が送った絵葉書がズラリと並んでいました。「毎日楽しみにして待っている」との言葉に、胸がいっぱいになりました。「亡くなられた後、妹さんに『姉はあなたを信頼していました』と聞かされました」