カテゴリー:書評
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【読書 今月の本棚と話題】知的世界の思想と人間像 『『歴史とは何か』の人びと E・H・カーと20世紀知識人群像』 近藤和彦 著〈2026年5月24日号〉
英国の歴史家E・H・カーの「歴史とは何か」はよく知られた名著である。本書は新版を翻訳した著者が「歴史とは何か」に登場する知識人の思想と人間像を、エピソードを織り交ぜながら紹介したものである。 現代風の言い方で… -
【読書 今月の本棚と話題】「守り活かす」意義を示す 『時代に挑む日本国憲法』 小沢隆一 著〈2026年5月24日号〉
今年は日本国憲法が公布されて80年を迎えます。「この時代」、憲法は歴史の荒波、時代の挑戦を受け続け、憲法が規定する基本的人権は、「幾多の試練」にさらされてきました。そして今、自民党と維新の会の高市政権は、憲法改悪への… -
【読書 今月の本棚と話題】一度きりの光、その一瞬を 『シリアの家族』 小松由佳 著〈2026年5月24日号〉
前著『人間の土地へ』から5年、シリアの家族と出会い沙漠の地でラクダを放牧する若者と家族となった。シリアのパルミラ、その美しさから「沙漠のバラ」と呼ばれた故郷のオアシスの街は戦禍で崩壊した。2011年、「アラブの春」の… -
【読書 今月の本棚と話題】平和と自由の言葉パワー 『ことばで愛し、ことばでたたかう 日本文学の宝石箱』持田 叙子 著〈2026年4月19日号〉
明治・大正・昭和の激動期を「平和と自由の言葉パワー」で生き抜いた5人の名高い文学者を紹介しています。 与謝野晶子の“やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君”は明治の若者をざわざわさせた一首。愛… -
【読書 今月の本棚と話題】真実を伝える媒体の大切さ 『反骨のかわら版』 玄間太郎 著〈2026年4月19日号〉
「かわら版(瓦版)」とは、江戸時代に流行した、天災地異、大火、心中、仇討など事件性のある出来事が起きた時に、不定期に出された情報伝達媒体です。 形式も一枚刷りで一枚から数枚の印刷物です。大抵、大きな絵に、その… -
【読書 今月の本棚と話題】米圧力で経済金融化を推進 『外資支配 金融化、民営化、軍事化の罠』 佐々木憲昭 著〈2026年4月19日号〉
日米首脳会談で、米国内の小型原子炉建設などに日本が巨額の投資を行うことを約束した。昨夏の関税合意に基づく日本側の「手土産」だが、政治・外交に限らず経済政策での対米従属の姿勢は今に始まったことではない。 本書は… -
【読書 今月の本棚と話題】歴史に学ぶ今日の課題と展望 『新 戦後日本史―社会変革への挑戦』山田敬男 著〈2026年3月15,22日合併号〉
総選挙の結果、憲法9条改悪など「戦争国家づくり」を進める戦後最悪の危険が生まれています。 これを許さない為にどうしたら良いのでしょうか。本書はその課題と展望をしめしてくれます。 本書は、働く民衆、市民… -
【読書 今月の本棚と話題】人の数だけ幸せの形がある 『私が決める、私の幸せ―フランスで見つけた、小さくて平凡で温かな暮らし』大畑典子 著〈2026年3月15,22日合併号〉
著者は一度しかない人生、後悔したくない!と建築士としてのキャリアを捨て30歳近くで「フランスに住むこと」を決めました。東京での生活はチャレンジングで楽しかったが重圧に耐えながら生き急いでいると感じていたからこその決断… -
【読書 今月の本棚と話題】自然と人のかかわりを楽しく 『東京の自然史を歩く』久保純子 著〈2026年3月15,22日合併号〉
東京の地形の成り立ちを解説した「東京の自然史」(故・貝塚爽平著)という1964年に出版されたロングセラーがある。著者は本書の冒頭で、この「東京の自然史」について「実際に地形を見ながら歩いて、『東京の自然史』を楽しみな… -
【読書 今月の本棚と話題】近代化と宗教の調和は可能か 『イラン革命史 イスラム体制の存続とその行方』駒野欽一 著〈2026年2月15日号〉
イランでは昨年末からの反政府デモで数千人が死亡したと伝えられるほか、米国の軍事介入が取りざたされるなど緊迫した状況が続いている。本書は1979年の革命後、イスラム体制が続く同国の足跡をたどったもので、現在の情勢を予期…
